イラスト

イラストレーターに俺はなる!23歳でゼロからイラストレーターを目指した話

小中高と学生時代に唯一「2」の評価を受けたのが

美術です(真顔)

どうも、岐阜でイラスト教室を運営しているイラストレーターのmasatoです。

今となっては、生徒や学生に「昔は本当に絵が下手だったんだよ」

といっても誰も信じてもらえなくなりましたが、

これは本当の話です。

イラスト教室をはじめたのも

「こんな僕でもイラストを描いて稼げるようになった」ことを伝えて

「自分には才能がない」とか

「もうこの歳では手遅れじゃないか」と悩んでいる方に

少しでも勇気を持って欲しいなと思ったからです。

そこで今日は23歳から本格的にイラストレーターを目指した結果どうなったかを書いて見たいと思います。

イラストレーターになるために心がけたこと

とにかく画力をあげたい

イベント出店という縛り

絶対に被りたくないという意識

 

まずはとにかく絵が上手くなりたかった

絵を描くことへの苦手意識は半端なかったです。

高校を卒業後は「対戦格闘ゲームが好き」という理由だけで

ゲームを作る専門学校へ進学しました。

もちろんデッサンや絵を描く授業はありましたが、

絵が描けないことへの羞恥心から人に絵を見せることへの抵抗は

誰よりも強かったです。

でも、専門も卒業して1年後のあるとき、

ふと「イラストが上手いのってかっこいいなぁ」と思いはじめます。

とにかくイラストが上手くなりたい!と思った時

まず初めに考えたのが

「人物のイラストが描ければ他のものも描けるんじゃなか?」

でした。

今思えば、そんな甘いものではありませんが…

イラストが上手くなるための練習方法は、いろいろあります。

例えば、

マンガやアニメのキャラクターを模写する

デッサンをする

マンガの描き方のようなテキストを見ながら描く

といったところでしょうか。

僕の中で、

模写やデッサンをしてイラストが上手くなる人はそもそも絵が得意な人

だと思っていたので、

僕が選んだのは「人物の描き方を手順と理論的に学ぶ」ことでした。

その時にお世話になったサイトが

人を描くのって楽しいね!というサイトです。

人を描くのって楽しいね!

今では書籍化もされているので、そちらも参考にしてください。

このサイトでは、人物の描き方をまずはできるだけ簡単な図形に置き換え

体の仕組みや全体のバランスを理論的に学んでいけるようになっています。

これなら自分でもできそう…と思ったので、ひたすらこのサイトを見ながら

練習に励みました。

自分でもできそうと思うのが本当に大切なんですよね。

上手くなっていくような実感とスポーツで養った集中力で

気がついたら1日に8〜10時間は描いているという生活をしていました。

決して多いわけではないですが…

それでも1年ほど続けていると、自分の中で人に見せてもいいかな

というレベルにはなりました。

継続は力なり!ですね

イベント出店という縛り

続けることが大事といいましたが、

イラストが上手くなるためには、本当に重要だと思いました。

現在もプロとしてイラストレーターやゲームデザイナーなど

絵を描く仕事で活躍するみなさんも

「絵は描いていれば必ず上手くなる」

といいます。

これは真実です。

美術の成績が「2」で絵を描くのが苦手な僕でも

1年で人様に見せられるそれなりの画力になったんです。

そこで、もっともっと続けるためのモチベーション管理が重要だと思ったのです。

そのために僕がとった方法は

「イベント出店」です。

イベントへの出店は学生時代の恩師のおかげで、経験済みだったのでとにかくいろんなイベントに出ようと思いました。

僕が出店していたイベントは

クリエーターズマーケット

デザインフェスタ

地元のお祭り

マンモスフリーマーケット

商業施設で行われるフリマ

などなどです。

東京や大阪などへも積極的に出て行きました。

イベント出店するメリットはなんといっても

「締め切りができる!」ことです。

人間なかなか一人でやりきる力がないんですよね。

ここまでできたらイベントに出ようとか

描ける時間ができたらイラストを描こう的な考えのままでは

一向に作品が仕上がらないです。

でも、出店を決め申し込み

いついつまでに絶対作品を作らなきゃ!

っていう気持ちになると流石に動けるんです。

さらに、定期的に出店することで

次はこうしたい、こんな商品を作ってみたいといった欲も

モチベーションの維持に繋がったと思います。

他にもイベント出店のメリットがありました。

それは、「目標を同じにした仲間や目標となる先輩ができること」です。

イベントには、同じようにイラストで稼いで食べていきたいと思っている人や

すでに、イラストレーターとして活躍しているお手本となる人が多くでています。

今はSNSでの情報交換や交流で仲間も作りやすくなりましたが

リアルで聞いたりリアルでみるのが一番だと今でも思います。

ここに文字を入力してください

「百聞は一見にしかず」ですね。

実はもう一つあります。

それは「ファン」ができることです。

ここでいうファンとは自分の商品をお金を出して買ってくれる人です。

自分が描いたイラストをいいといってくれてお金を出してくれる。

これはテンションが上がります!

売れるとか儲かるとかではなく、

作品に共感してくれて買ってくれることへの感謝の気持ちです。

本当に「ありがとうございます!」ってなりますよ。

絶対に被りたくないという意識

イラストを練習する過程の中で

憧れを持ったりやいいと思ったものをマネをすることも

もちろんやってきました。

守破離の「守」ですね。

それと同時に常に考えていたのが

「誰とも被りたくない!」という気持ちです。

もちろん、誰かがもうやってることなんて、面白くない

という理由もありますが

でも、この意識ってすごく大切なんです。

イラストを描くときに、わからないうちは憧れの人の

やり方とか描き方を参考にすると思います。

それって結局は参考にした人のタッチなんですよね。

同じようなイラストを描いていたら本家には勝てないし、

いつまでたっても「〇〇さん見たいですね」って言われます。

もちろんはじめのうちは、憧れの人に近づけたような感じでうれしいですが、

それでは、この先仕事をゲットしようと思うとダメなんです。

ではどうしたらいいんでしょうか?

それが、「絶対に被りたくない意識」です。

このキーワードが「考える」きっかけになります。

オリジナルは自分の中からしか生まれません。

その為には自分で考えるしかないんです。

試行錯誤なんですよ

でも、ここで作ったオリジナリティが

「自分にしかできない仕事」に繋がります。

僕自身これを貫いたおかげで、イベントでいろんな人に声がかけられるように

なりましたし、結果的にイラストサイトを見てくれた

東京のアプリ制作会社のプロデューサーから連絡があり

masatoさんにキャラクターデザインをしてほしいと依頼を受けました。

しかも本当は用事もないのにたまたま行く的なことを言って

わざわざ名古屋まで会いにきてくれたんです。

めちゃくちゃうれしかったです!

デジタルの技術や手法がありふれた時代に

オリジナルを見出すのは簡単ではないですが、

「自分だったらどうするか」「もっと他にアイデアはないのか」

考える習慣を身につけることでそれが武器になると確信しました。

これからイラストレーターを目指す人の希望になりたい

アニメやマンガが一部のコアなユーザーだけでなく

多くの人に親しまれるようになり、

コミケなどのマーケット市場ももりあがる中で

若くしてめちゃくちゃ上手いイラストが描ける人も増えています。

逆にこの歳でイラストかぁとか

絵が下手な自分なんかがと考えてしまう人も多いと思います。

そんな人にいいたいのが

「イラストは絶対に上手くなる!僕でもできたんだから大丈夫!」

そして好きで続けることがいづれ仕事につながることです。

これは、専門学校での講師をしているときからずっといってきましたが

もっと多くの人に気軽にはじめてほしいと思って教室も作りました。

本当にイラストが上手に描きたいのに、

なかなか上達しないと思っている人にとって

なぞるだけで上手くなるテキスト

超上手い絵描きの動画を見ても

はじめは「なるほど!わからん…」なわけです。

だからこそ、絵が描けなかった気持ちのわかる人として

システム的に作られたカリキュラムや

マニュアル化された台詞のような言葉ではなく

僕ならではの伝え方で

気持ちに寄り添い一人でも多くの人に

「好きなイラストを描く」

「好きなイラストで稼ぐ」

「好きなイラストで仲間を作る」

楽しさを味わってほしいなと思います。

僕だから習いたい!むしろ僕に会うためにこの教室に通いたい!

と思ってくれる先生としての「ファン」が増えるように

自分も日々努力しないとなと思います。

長々とありがとうございました。

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