イラスト

クリエーター志望の人がポートフォリオの作り方でやるべき6つのこと

最強の時短は

「影分身」が使えるようなること

だと思っています。

どうも、岐阜でデザインやイラストの教室をしている

イラストレーターのmasatoです。

突然ですがこんな事件がありまして…。

先生、インターンに申し込むのにポートフォリオが必要なんですが

作り方がわからなくて…

ポートフォリオはね、まず〇〇して、〇〇を決めて。。。
しくしく…(涙)
?!
ど、どうしたんですか?
以前ポートフォリオがわからなくて作れず、

インターンの応募に落ちたんです…。

やっぱりちゃんと作り方を習わないといけないですね。

専門での社会人向けイラスト講座中にあった本当の話です。

突然に泣き出してしまったので、めちゃくちゃあせりました

でも実際多いと思うんですよね。

デザインやイラストを勉強している学校では、

2〜3年のカリキュラムの中を何のために学ぶかと言うと

「ポートフォリオを作るため」といっても大げさではないです。

さらに今回の生徒さんのように普段は大学に通っている方だと

ポートフォリオについての詳しい作り方は習わないことも多いようです。

今回はデザイン、イラスト、写真、インテリアなどなど

クリエイティブな職業で就職したい方や

フリーランスとして仕事をしたい方のために

ポートフォリオ作りでやるべきことを6つご紹介します。

 

ポートフォリオは自分をPRするツール

早速と言いたいところですが、まずポートフォリオとは何でしょう。

Portfolio(ポートフォリオ)とは、

日本語に直訳すると「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」

といった意味になりますが

クリエーターのポートフォリオは

一言でいうと

「相手に自分に何ができるかを伝えるための作品集」です。

就活生であれば企業に、フリーランスであればクライアントに対して

自分にどんなことができるかや

どんなことを考えているかを

アピールするためのものです。

もちろん職種が違えばアピールすることも変わりますが

全体的まとめてみると

作品の種類
(デザインのテイストやイラストのタッチ、得意なジャンルなど)

技術力
(アプリケーションの種類や習熟度、仕上がりの美しさ、アナログイラストの画材など)

考え方
(作品や企画を作り上げるまでの工程や思考、どんな気持ちで就職したいのか)

このようになります。

ポートフォリオは直接手渡しができるシュチュエーション以外にも

郵送で送る、PDFデータとして送ることもあるので

本人がいないところでもきっちりPRしてくれるツールでないと

意味がありません。

くれぐれも「作品だけを並べたファイル」のような作り方にならないようにしましょう!

いままでの作品を棚卸をする

では、ここからは具体的にどのような作り方がよいかを紹介します。

まずはじめは、「現在ある作品の棚卸」です。

課題で作ったものでも、ショボくても、ちょっとした練習であっても

何でもいいです。

とにかく作品全てを一覧として書き出し、表にまとめるといいですね。

表の作り方はこんな感じです。

一覧にならべたら次のようなポイントで作品を自己審査しましょう。

  • そのまま使える作品なのか
  • ブラッシュアップしたら使える作品なのか
  • テーマは面白いから今のスキルで作り直して見たい作品なのかなど

もしかしたら落ち込む結果になるかもしれませんが、

そこで「ヤバイ!」と思えることもこの棚卸のよさなので

まずは「自分を知る」ことからはじめましょう

 

自分と相手を見つめる

作品の棚卸が終わったところで、次に必要なのが

「自分を知ること」「相手を知ること」です。

孫子の兵法でいうところの

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」ですね。

ポートフォリオの場合はまず「自分」です。

棚卸の段階でスキル面の自分は見つめられたと思うので

次は、心の面の自分と向き合います。

自分は何がやりたいのか、逆に何がやりたくないのかを

はっきりさせることで、企業をさがす基準にもなります。

夕食のメニューも「何でもいい」が一番困りますからね

何でもいいと言っている人に限って何でもよくなかったりするので

しっかり考えましょう。

次に「相手」です。

相手とは学生であれば「就職希望の企業」

フリーランスなら「クライアント」です。

相手のことを調べ、

何をやっている企業なのか、

何を求めているのかを把握しましょう。

ポートフォリオに入れる作品にも大きく影響するので

面倒がらずやりましょう。

ポートフォリオのテーマを考える

ポートフォリオ作成の一番重要なポイントです。

テーマを考えることで、ポートフォリオの方向性を決めることができます。

これは、見た目や雰囲気をどうするかなどの抽象的なものではなく

自分がいることで、相手のどんな悩みが減るのか

自分がいることで、どんな発展があるのか

自分がいることで、職場の雰囲気がどうなるのか

などが具体的に伝わるかどうかです。

ここがブレると「結局このポートフォリオは何が言いたかったの?」

と思われてしまいます。

ですが、きちんと抑えることで

「こんな人なら一緒に仕事がしたい!」

と思ってもらえます。

自分を見つめると一緒にこんな項目で整理するといいですよ!

収録作品を考える

テーマが決まったら今まで考えた自分や相手、テーマを見ながら

ポートフォリオにどんな作品を収録するかを考えます。

明確なテーマがあれば迷うことも減りますが、

くれぐれも、WEBデザインをメインにしている企業に

印刷物のデザインばかりのポートフォリオを提出して

「この人WEBできるのかな。。。」と思われない作品を選びましょう。

ポートフォリオ収録作品の決め方は

  • 棚卸した作品から選ぶ
  • 棚卸した作品をブラッシュアップして入れる
  • 相手にとって必要だけど、自分の作品にはないものを新規で作って入れる

などがあります。

今ある作品でなんとかするではなく、理想の形として考えてください。

台割りをつくる

今度はピックアップした作品をどう並べるかを具体的に考えるために

台割りを作りましょう。

並べ方は、

時系列で並べる

ジャンルごとに区分けする

あたりが一般的ですが

ここでも「どう並べたら自分のよさが伝わるか」を一番に考えます。

  • デザインが綺麗にできて、イラストが描ける自分
  • 2年間でこれだけの成長をした自分
  • キャラクターだけではなく、背景やインターフェイスデザインもできる自分

といった具合にです。

また作品だけではなく、見出しのページを入れるなどして
見やすく飽きさせない工夫があるとバッチリですね。

テンプレートをつくる

ここまできたらあとはひたすら仕上げに向かいます。

やっておくといいのが「テンプレートをつくる」です。

ポートフォリオは、相手のことを思ってつくるとよいと書きましたが

これってつまり「相手」ごとに変えた方がいいんですよね。

そのためには、「この企業にはこの作品」のように

その都度作品を入れ替えて作る必要が出てきます。

テンプレートは、自分らしさを出すのも大切ですが、

肝心の作品の邪魔にならないよう配慮しましょう。

ポートフォリオのページレイアウトをする

最後はレイアウトです。

レイアウトで気をつけるのは

「見やすいこと」「読みやすいこと」です。

せっかく作品がよくても、適当に並べただけのものを見ると

ガッカリした気持ちになります。

では何に気をつけるのがいいでしょうか?

答えは次の3つです。

レイアウトを美しくする3つの要素

文字や作品のサイズ

余白

揃え

今回は詳しく書かないですが、

サイズを整え、読みやすい余白とって揃えることで印象がよくなります。

ポートフォリオはパソコンで作ることが多いと思いますが、

注意が必要です。

それは、

印刷して確認する!

です。

画面で見るのと印刷したもののサイズは全く違うので

印刷して確認は絶対です!

まとめ

ポートフォリオには完成がないです。

今できるベストのものを作り、ブラッシュアップし続けるものです。

自分をみつめ、相手をみつめた「ブレないポートフォリオ」で

企業やクライアントにアタックしましょう!

今回紹介した「ポートフォリオの作り方」の手助けになるフォーマットも

PDFで用意しましたので、ぜひお使いください。

 

ポートフォリオ制作資料ダウンロード

ポートフォリオの作り方サポートいたします!

僕が運営する岐阜のデザイン・イラスト教室アドスク!では

ポートフォリオに関するご相談を受け付けています。

もし、具体的にどんな作品を作ったらいいのかや

ページのレイアウトが上手くできているかどうかなど

知識だけではおぎなえないことを添削いたします。

教室は岐阜ですが、オンラインでもご対応いたします。

詳しくは岐阜のデザイン・イラスト教室アドスク!のサイトから

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